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適当に音楽とエンタメを楽しんでます。

映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(ネタバレあり感想)

映画(2016年)

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(公開日:2016年12月17日)

■公式サイト:映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』オフィシャルサイト
■公式Twitter映画 ぼくは明日、昨日のきみとデートする (@bokuasu_movie) | Twitter

 

 

普段、この手の恋愛系ドラマはてんで観ない人だけど、大好きなジャンルでもあるSFチックな要素を含んでそうな作品だったので鑑賞を決めました。

 

なんとなく予告編の感じからして泣いてしまいそうだなぁと思ったら案の定、中盤あたりからウルウルの涙が止まらず(苦笑)

どうしてそうなったかの感想については後述(ネタバレあり)で話すとして、私的には下半期に観た『君の名は。』と同等か、それ以上の感動があってすごく沁みた(;_;)

 

一応、大本の原作はあるけど必要最低限しか出て来ない登場人物の思考さえ理解できればスーッと入り込めるので、僅かにでも興味があれば是非とも劇場でどうぞ。

 

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(以下、ネタバレを含む感想があるのでご注意)

 

 

 

 

 

まず最初はありふれた恋愛物語らしい始まり方だった。

いつものように京都の美大へと通う南山高寿(福士蒼汰)が電車内で見かけた女性、福寿愛美(小松菜奈)にひと目惚れをしてしまい、思いきって想いを伝えたことをきっかけに、数日後には本格的に交際をすることに。

 

最初はどこか初々しく、他人行儀なところもあった二人だったけど次第に距離が縮まり、ほんっと楽しそうにデートをする日々。

しかしある時、教えたことのない「隠し味」を知っていたり、「描いた絵が貼り出される」ことを予めわかっていた彼女に不思議な気持ちを抱くようになってから数日が過ぎ、愛美が忘れた日記帳を開いて見てしまった辺りからがこの映画の真骨頂だった。

 

 

実はすでにタイトル『ぼくは明日昨日のきみとデートする』でもネタバレしてるように、愛美は異世界から来た人で決して予知能力者ではないものの、そっちの世界ではどうやら「高寿がいる世界とは逆行して時間が流れている」とのこと。

つまり、高寿が「昨日」だと感じた出来事は愛美にとって「明日」起こる出来事だから、口頭で「すでに起こった物事」を事細かく伝えてくれればその通りに行動できるというわけで、未来の話を知っていたのもそのせい。

 

なんて言うかまぁ、高寿は楽しい時間を育んで蓄積しながらきたるべき別れを準備できるのに、愛美は「日に日に出逢った最初の頃に戻っていずれ記憶にも残らない」というツラい決定事項を嫌でも乗り越えなくてはならず、初めて手を繋ぐ瞬間も、初めて名前を呼び合う瞬間も、「これが最後」だと知ってて思わず涙してしまったその時の心情を想うともう切なくて切なくて…(;_;)

 

 

それから二人が必然的にすれ違ってしまったあと、35歳になった高寿は5歳の頃の愛美を命からがら救い出し、これをきっかけに彼女はひと目惚れ。

一方で30歳になった愛美は10歳の高寿に「鍵付きの箱」を渡し、その5年後の35歳の時には溺死寸前になっている5歳の高寿を救い出して大切な未来を守ると。

 

うーん、こうして文字に書き起こしてみるとなんだかややこしいけども、劇中にはしっかりセリフでの説明もあるし、わかりやすく丁寧な描写もあるから"考え込んで感情移入がしづらい"ってことは私的にはなかった。

演出面もいやらしさがないから自然と没入できるのも良かった。

 

あとそういえば、高寿視点(本編)が終わったあと、愛美視点でのエピローグ(追想)もちゃんとあったから畳み掛けるように感動が押し寄せてきて、中でも「また明日」が言えなくなってしまうと気づいて電車内で泣き崩れるシーンでは周りも泣いてる人だらけになり、そんな光景を横目に、昨今の邦画の心を揺さぶる勢いはすごいなぁと思うのでした。

 

 

 

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