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適当に音楽とエンタメを楽しんでます。

映画『少女』(ネタバレあり感想)

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(公開日:2016年10月8日)

■公式サイト:映画『少女』公式サイト
■公式Twitter映画『少女』公式 (@toei_movie) | Twitter

 

 

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鑑賞後の余韻にウマく溶け込み、ひと聴き惚れしたメロウな楽曲('ω')

 

以下、ネタバレを含む感想があるのでご注意

 

 

 

 

 

原作は未読。予告編で湊かなえさんの名前があったので迷わず観てきましたが、懸念していた血生臭い殺戮劇はどこへやら、あらゆる登場人物が抱えることになる「因果」とその「応報」による人間ドラマを文学的な描写で始終突きつけられ、鑑賞後にはなんとも言えない後味に。

 

本編最後で「了」の文字を書ききる前にすぐエンドロールに行ってしまったのも、紫織に対して無意識的に行っていた事の報いを受けるまでは止まることなく連鎖していき、終わることがない。とでも言いたげな感じでゾクっと来ました。

 

 

出演した役者さんの演技もどことなく現実味のある表情づくりとセリフ回しがとっても良くて、中でも断トツにヤバかったのが桜井由紀役の本田翼さん。

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あえて陽の部分を封印するといつぞやの栗山千明さんっぽくなるんだなぁと。

 

劇中に書いていた小説『ヨルの綱渡り』を国語教師の小倉一樹(児嶋一哉)に盗まれたことでより深い暗黒面へと墜ちていく辺りの変貌っぷりはお見事。

ただ根はなんだかんだ言ってもやさしく、重病の小児科病棟にいる少年二人(タッチー&昴)と仲良くなって「一生のお願い」のために頭を下げ体を張って父親高雄孝夫(稲垣吾郎)を捜し出したり、どんな状況でも親友の草野敦子(山本美月)想いでいることを面と向かって発言した場面は少しだけ心があったまりました。

 

 

私的には今年下半期に公開された映画の中でも結構好感触の作品で5本の指に入るくらいお気に入りなんだけどなんとなく、語らなきゃいけなかった大事なピースが1つか2つくらい欠けてたような気がするのは気のせいかな。

それが何なのかは自分でもイマイチよくわからないけど、それさえあればもっと面白い映画に仕上がってただろうなって。

 

このなんとも言えない胸のモヤモヤを晴らしたいなら多分「原作を読め」ってことだと思うので、いまだ知らない"点と線"を繋げるために読んでみます。

 

 

 

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