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適当に音楽とエンタメを楽しんでます。

【アルルカン】7thシングル『PARANOIA』を聴いた感想

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■公式サイト:アルルカン OFFICIAL WEBSITE
■公式Twitterアルルカン Official (@Arlequin_offi) | Twitter

 

 

現時点で最新音源の2ndフルアルバム『Utopia』の感想を読み返してると、触れてなかったこちらの7thシングル『PARANOIA』にもリンクしてる部分があったので、ちょっとした追記感覚で書いてみようかと。

 

今作で重要なキーワードとなるこの【PARANOIA】という単語の概要についてはWikipedia大先生のページを一読してもらうとして、自分自信が理解してる範囲内でザックリと言ってしまえば、本人が信じ込む「己」と他人から見えてる「己」が乖離してる状態がソレだと思ってます。

その筋の専門医ではないから詳しいことはまぁさておき、上記の内容を噛み砕いた上で一曲目から順番に聴いてると、本編が『Utopia』だとするなら『PARANOIA』は序章のような印象を受けた。

 

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全曲を通して、シングルサイズでありながら聴き応えは十分。

これまで歌い続けてきた「己」が分裂してることをまず知り、目指していた「光」が今まで拒んで疑ってた中にこそあるのかもしれないと推測してから、2曲目"拒絶"の最後に「♪僕の代えを選べばいい 夢だけ見たいなら これは生きる為の歌」と、これまでの過去を突き放して生きる。とも取れる発言からして何かが変わったことが伺える。

 

そして3曲目"link"ではやっと気づいた真に大事なモノを美しいバックコーラスとともに歌い上げ、時間が進むたびに考え方も曲調もだんだんと変化していく。

ぼやけていた外郭もやがてクッキリとみえてきて、詩も「♪面倒な事=無駄に見えて 考えよう ともしなかった」→「♪面倒な事=無駄じゃないから その先を見つめてみよう」といった具合に、前を向くようになっている。それからの出来事は2ndフルアルバム『Utopia』を頭から順に余すことなく全編聴いてもらえばきっとわかるはず。

 

 

乖離してしまった状態は表題曲"PARANOIA"のMVにも色濃く現れていて、中でも1stシングル『Eclipse』でちょこっと映っていた上下白色の服にツノヘアーがない(=道化師ではない)あの「己」が今現在の自分の手によって水に沈められるシーンが衝撃的。

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ちなみにシャウトしてる内容は「♪Even if I try I can't make it / Because I am ignorant / I just have to keep screaming / that I hate this world」。ギターソロの時には詩にはない「Good bye. / I'm a miserable paranoia.(3分25秒)」の文字が薄っすらと浮かび流れ、終盤には「I'd like to stay here.(4分44秒)」といった内容で締めくくられる。

 

いつの日か沈めた「己」を愛せるようになったら、井戸から這い上がる貞子のようになってしまっている姿に恐れおののくことなく、新たな力に加えるのかなって。

 

 

本当に、今のヴィジュアル系でここまで構成が練られてるのは大変貴重。

泡沫の想いで自己完結させずにこうして音に込め、作品(魂)として世に発表するのって身が引き締まるというか、こっちとしても受け取る姿勢がだいぶ変るし、ただただ激しく叙情的で勢いあるだけのバンドじゃないってことも伝わってきた。

 

実現させるための変化に全力を尽くして活動してるバンドは追いかけると断然面白い。

ますます【アルルカン】という存在に興味関心が湧いてくる今日この頃。

 

 

 

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