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REAP // SOW

適当に音楽とエンタメを楽しんでます。

ライブ時・後の耳鳴りとその対策

早いものでイベント・ライブへ足を運び続けてから8年が経過しました。

挙げきれないほど楽しい想い出がある一方で、嫌ぁな想い出もチラホラあるんだけど、その中でも忘れられない一つが今回のタイトルにもなってる酷い「耳鳴り」でした。

音楽好き、イベント好きな方なら程度問わずに一度くらいは患ったことはあるかと。

 

あ、先に言っておくと、ライブ後の耳鳴りに現在進行形で悩まされてる方は手っ取り早く病院に行くか、なるべく安静にして音楽から距離を置いたほうがいいです。

この記事はライブ時の対策に重きを置いているので。

 

 

経験したことがある人はわかる、あの"耳の中でセミを飼ってるような不快感"の名称を「音響外傷(ロック難聴)()」と言うそう。

読んで字の如く、傷ってあるくらいだから目には見えないけどダメージは当然あり、しかもそれは治ることなくどんどん蓄積されていて、深く調べてみると現代の医学じゃ完全に治すことは困難というんだから恐ろしい…。

 

んじゃあそもそもの話、規制でもかけて「音をもうちょい下げればいいのでは?」と思うかもしれないけどそこはあの爆音だからこその高揚感が演出される部分が多少なりともあるから、すごく悩ましいところ。

 

耳鳴りにはなりたくないけどライブには行きたい矛盾と日々葛藤しながら、なんとか対策を考えに考えた末に辿り着いたのが「いっそのこと耳栓をして参加してみる」という単純な結論でした。

 

自分自身もライブに行き始めの頃はなぜだか毎回と言っていいほど三日三晩続く耳鳴りに悩まされ、それがかなりの精神的ストレスになって一時期バンド音楽の生ライブから離れてたほど。

非演奏系で持ち曲を流すだけのダンス&ボーカルスタイルのアーティスト系(アイドル)ならまだ気分良く聴いて帰れるのかもしれないけど、そこに生楽器での演奏が加わるともう破壊力が全然違う。

 

 

一般的にライブハウスで出るdB(デシベル)は100~120dBとされていて、これが楽器を用いるロックバンドにもなると130dBほど、場合によっては140dBを超えてそうなとこもおそらく、と言うか絶対ある。

 

ちなみに130dBというと飛行機のエンジン音とほぼ同じ

それが最大収容人数が500人にも満たないような狭い箱で2時間強も聴き続けたらどうなるかは、言わなくてもわかるでしょう(苦笑)

 

 

話を戻すと、耳栓をする派に対してたまにいる「生音を聴きに行ってるのにもったいない」とか「耳鳴りしてこそライブ」っていう時代遅れな意見は無視して、もし本当に悩んでて楽しめないでいるなら周りにどう思われようが"装着して参加する"のも選択肢として入るのかな?って思います。

実際、よくよく周りを観察してみると、装着してる人ってわりと見かける。

 

しかも最近、著名なヴィジュアル系バンドのLM.Cとコラボして「ライブ用の耳栓」を推奨する広告まで出してるみたいでちょっと感動した。

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(引用:バンドLM.C mayaさん | Westone公認アーティスト|テックウインド株式会社

 

今でこそ爆音空間にも慣れてしまい耳栓なしでもかつてのような「耳鳴り」を感じることはなくなったものの、これも難聴への第一歩かと思うとお守りみたいなノリで買って持っておくだけ持っておいても損はないのかもしれない。

特に指定席の場合、やむを得ずスピーカー前になることもあるわけだから。

 

ちなみに自分の場合は、資金投資をケチり代用品として(断線して使えなくなった)愛用していたカナル型イヤホンの先端をたまに持って行ってる。

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こんなんで効果があるのか当初は不安だったけど、爆音を通り越して轟音系バンドの時に使ってみたら(くぐもった音になるのはしょうがないとして)ボーカルや演奏面は余分な音がカットされるからクッキリ聴こえたし、懸念していたあの"不快感極まりないセミ"が終演後になってもほとんど聞こえなかった。

(※少しベースの低音域が軽く耳に残ってるかな?ってぐらいはある)

 

あくまで「視聴用」だから効果は薄めだけどしないよりマシな程度。

ちゃんとしたのを買って較べたらもっとクリアに聴こえて遮音率も高そう。

 

 

やっぱこういった耳栓を推奨するのって意外と過激なサウンドを放出してるバンドに多くって、敬愛してるギタリストの一人でもあるCazqui(NOCTURNAL BLOODLUST)さんも以前Twitterでこう呼びかけていてた。

音楽が大好きだからこそ、観る側にもストレスなく、できるだけ長く聴いてもらたいって想いが詰まった配慮のあるこの公言はとても心強い。

 

www.youtube.com

こんなエクストリームな音を間近に聴いたら確実にやられる/(^o^)\

 

他にも爆音座談会に掲載されている「中屋 : メタリカのラーズ・ウルリッヒなんで2、30年くらい前からずっと言い続けてますからね。耳守れ、ヘッドホンでも大きなヴォリュームで聴くなって、あの音楽をやりながら言い続けている(笑)。」なんて話もありました。

 

仰るとおり、本当はカナル型イヤホン(ヘッドホン含む)を使って聴く音楽も極力音量は小さめに聴くのが望ましいのは承知していて、部屋にいる場合ならなるべくスピーカー出力で音出したりして、耳への負担をなるべく減らす工夫も効果はあるはず。

 

あと耳鳴り対策とはちょっと話が逸れるけど、個人的に心配なのはライブハウスなどに親子で参加してる人たち。

こちらのPAさんも呼びかけてるけど本当に浸透してほしい件。

 

大人ですら一生ものの後遺症が残る可能性も十分あり得るのに、発達過程の子供があの空間にいるのにまったく対策してないって、余計なお世話だとしても他人事に思えなくなってしまう。

 

 

 

(最後に触れた「子供の耳は守ってあげてほしい」という話は別にして)付ける・付けないの選択は自由だから、本人の考え方や環境次第ではある。

でももし10年後も20年後も音楽に寄り添う気があるのなら間違いなくダメージは蓄積されてるわけで、許容量を超えてしまう前に僅かにでも耳への負担を軽減することで長寿の音楽人生をエンジョイできるのかなって思いました。

 

シツコイようだけど「失った聴力は以前のようには戻らない」ってこと。

海外じゃすでに当たり前に耳栓の文化は広まってるから、国内の演者側からもこうして呼びかけることで対策してる人が笑われるなんてことがない環境でありたい。

それと同時に、一度「耳鳴り」が原因で離れてしまった人がまた生の音楽に触れようとするきっかけになってくれたら幸い。