読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

REAP // SOW

適当に音楽とエンタメを楽しんでます。

【さくらしめじ】深く沁みてきた楽曲たちについて(1st~3rdシングル)

なんちゃってブログとしてインスタを利用してた時代の感想文をぼちぼち、手直ししながらこっちに移行しようかなぁと思ってた矢先、シャッフル再生で流れてきた【さくらしめじ】の楽曲がビビッと来たので勢いのまま感想を書きます。

 

 

 

 

 

簡単なプロフィール

f:id:horonnk:20160428142744j:plain

下・田中雅功(ガク/2002年1月24日生まれ)、上・髙田彪我(ヒョウガ/2001年10月23日生まれ)によるフォークデュオ。

まず、2014年6月14日に原型となる『ガク&ヒョウガ』としてユニットを結成。ストリートライブでの活動のあと、同年11月24日に日本青年館で行われたEBiDAN 39 & KiDSの公演で現在の『さくらしめじ』になり、初CDが会場限定でリリースされることも発表された。

■公式ホームページ:http://sakurashimeji.com/

■公式Twitterさくらしめじ おふぃしゃる (@sakurashimeji) | Twitter

 

アー写を見てのとおり、エビダンを知らないような老若男女でも取っつきやすい、やわらかい印象が他のグループにはない持ち味。

あとユニット名にも使われている"サクラシメジ"というキノコにちなんで、「菌」「胞子」「出荷」など独特な言い回しを使った告知もよくされており、ひと癖ある感じが個人的には面白いと思う。

 

 

1st『いくじなし/きのうのゆめ』(全国出荷盤)

f:id:horonnk:20160428145342j:plain

(シングル/2015年3月11日発売)

 

会場でしか入手できなかった初CDを「全国出荷(流通)」として、近くの取扱店でも収録曲はそのままで買えるようになった時の物。表紙ジャケットは「さくらしめじ」の文字色が茶色→黄色になり、紙吹雪→桜吹雪+キノコへと変更された。

 

彼らの存在を知ったのは今のユニット名『さくらしめじ』になり、会場盤がリリースされてから間もない2015年に入ってすぐの頃でした。

中々会場に行くきっかけが見つからずグダグダ過ごしてたら、全国流通の決定とそれに伴ってリリースイベントを行うという告知、それからミュージックビデオが公開されたので興味半分・期待半分で視聴したら即ハマった。

www.youtube.com

たどたどしいんだけど、一所懸命さにやられた。

 

メンバーがまだ中学生だからといって、聴いてるこっちが恥ずかしくなる子供向けソングすぎてないのがいい。等身大からちょっぴり背伸びした恋心を綴ったような詞も引っ掛かる人は惹かれそう。

 

もう一曲の"きのうのゆめ"は一転して、夜がゆったりと広がっていく様子を歌い出しからいきなり醸し出してきたことに、度肝を抜かれたのを鮮明に憶えてる。

外郭をきっちり築き上げる芯のあるガクの歌声に絡むように、ヒョウガの伸びやかなハモリがえらく感傷的にさせられ、これが歌の力なんだなぁと。

特にラスト4分31秒から始まる掛け合いとコーラス部分は必聴

 

 

配信限定『ぎふと』

www.youtube.com

(2015年5月6日発売)

 

母の日シーズンにあわせて持ってきた楽曲。

普段は言えない「伝えたいこと」を曲に乗せて歌う姿はまさしくミュージシャンそのもの。もしこれが親の立場なら涙目必至。

 

何かと昨今、ミュージシャン(バンド)でありながらも本当に伝えなきゃいけないことを楽曲化せずにSNSなどの文章でおざなりに済ましてしまいがちな表現者がわりと多いことにいつも疑問符を浮かべたから、当たり前なことを当たり前にこなす真っ直ぐな彼らのこの「歌」には純粋に心を打たれました。

 

 

2nd『きみでした/せきがえのかみさま』

f:id:horonnk:20160428154927j:plain

(シングル/2015年6月24日発売)

 

今作がリリースされる頃にはもうすっかり虜にされ、いろいろとライブ動画を漁ってた時に偶然見つけて一聴き惚れした「せきがえのかみさま」という良曲が早くもCD化されると知った時はめちゃくちゃ喜んだのは言うまでもなく('ω')

 

発売前には謎の予告動画が上がり、きのこりあん(ファンの呼称)を飽きさせない工夫もあったりして、待ちに待った完成版が出てからすぐ視聴。

www.youtube.com

なんだろう、さくらしめじは雰囲気づくりがほんっと上手い。

 

ガクの歌声が今回の表題曲は強めに出ていて、反対にヒョウガがコーラスに徹して控えめになってたのが新鮮でした。こういうパターンの曲はやっぱりあったほうが魅せ方の幅も広がるだろうし自分としてはアリ。

あとなんとなく、1stシングルでの素人っぽさが明らかに抜けた

 

このMVの物語を恣意的に考察してみたけど、ファン第一号が二人にアドバイスをしながら成長を見守り、久しぶりに観に行ったら自信を持って演奏する歌に元気をもらって、満たされたから去って行ったように感じ取れてた。

(詞の内容はそういう曲ではないけど)私的に共感できる部分が実ちょっとあって、最後の悲しいけど嬉しい表情をした時の心情を想うとなんとも切ない。

 

それから気になってた"せきがえのかみさま"はアレンジが少し変わり、語尾をキュートに強調するあざとさはそのままパッケージ化されてたので不満らしい不満はなく。

 

 

3rd『はじまるきせつ/さんきゅう』(あさ・ひるばん)

f:id:horonnk:20160428180354j:plain

(シングル/2016年1月13日発売)

 

ついに曲違い商法がここでも!と思った人は他にもいるはず

全曲通して聴いてみても2枚に分けずに一曲追加して5曲編成のEPサイズ(ミニアルバム)にしても違和感ないようにも思えたけど、そこにはいろんな思惑があるだろうからあえて触れないでおきます(笑)

 

それはさておき、この作品でガクの低音がより安定してきた。

www.youtube.com

この曲の作詞・作曲者は前作「きみでした」も手がけた中村瑛彦さんで、この方のつくり上げる言葉選びと、彼らに合わせた雰囲気のある曲センスは心底気に入ってるので今後も携わってくれたら嬉しいかぎり。

 

個人的には「♪そうだ自分から動かなきゃ 何も変われないんだな」あたりからの、前向きに進もうと思い立ってから急に華やかになってくる展開が好き。

これまで出した楽曲の中で一番良いコーラスが堪能できるところも。

 

各タイプ共通の"さんきゅう"は結成した初期からある曲だから聴き慣れてるはずのに、アレジのせいか、こんな曲だったっけ?とは最初思った。

ただコレはコレで不思議とすんなり聴ける。むしろ、アレンジ前のほうを今聴くと違和感があるかも。

 

それから『あさばん』のみに収録されてる"てぃーけーじー"もまた、活動してしばらく経ってから出来上がった曲だったのでアレンジが変わってた。

ヒョウガが「TKG(=卵かけご飯)が好きすぎて曲になりました」ってイベントで話してたぐらい、曲間にはアツくTKG愛を(噛みながら)語り尽くすおまけ付き

そして『よるばん』のほうの"まよなかぴくにっく"は、タイトルの付け方とは裏腹に明るい曲調に仕上がっていて、前半までは物語の主人公も楽しそうにしてるとこまでは普遍的なのに後半になるに連れて妙な不穏さを漂わせる異色な曲でもある。

なんとなく、1stシングルの「きのうのゆめ」と関連がある気がするんだけど実際どうなんだろう。

 

 ◇

 

 

総まとめ

上記に挙げた持ち曲以外にも様々なアーティストが歌い上げた珠玉の作品をカバーして披露することがあるみたいなので、機会があればそれらをまとめたベストアルバムも聴いてみたいな、と思ってみたり。

www.youtube.com

一例ですけどちょっとした番外編としてどうぞ。

 

こうして一から楽曲と向き合ってみると、なんと言うか、心が浄化された。

やっぱり「良い音楽」を伝えるのに年齢云々は関係ないな、っていつも思う。

 

私的には歳を重ねて青年期に突入して以降、どういう魅せ方に変化していき、どういうステージングがをしていくのかが今から楽しみでしょうがない。